今回のCabicuri Fringeには、全38件の企画をご応募いただきました。
選考は、Cabinet of Curiositiesのメンバーと、ゲスト審査員の前田斜めさん(演出家・俳優)、横山彰乃さん(ダンサー・振付家)で行いました。各審査員がすべての企画書を確認し、企画の実験性、具体性、実現可能性、これまでの活動とのつながりについて議論しました。
Cabinet of Curiositiesでは、それが音楽であるか、音楽ではないかを区別することよりも、これまで《音楽》と考えられてきたものや、聴くこと、演奏すること、上演することのあり方を問い直しながら、活動を続けてきました。Cabicuri Fringeでは、そうした範囲を少し広げ、新たな見方や関係を生み出す実践に出会いたいと考え、今回の企画募集を行いました。
今回の応募には、音楽、演劇、ダンスなどの舞台芸術、映像や美術のほか、社会的な活動を含む、複数の領域にまたがる企画が多くありました。選考では、領域を横断していること自体ではなく、異なる方法や視点が接続されることによって、音楽や上演のあり方にどのような変化が生まれるのかを重視しました。
また、企画単体としての完成度だけでなく、Cabicuri Fringeで取り上げることによって、新たな文脈や関係が生まれ、《音楽》をめぐる見方に広がりをもたらすことが期待できるかについても検討しました。
あわせて、企画の内容や実施方法が具体的に示されているか、今回の企画が、応募者または応募団体のこれまでの活動のなかでどのように位置づけられているかを確認しました。そのうえで、採択者の世代や地域性のバランス、三日間のフェスティバル全体の構成、ほかの演目との関係も含めて、総合的に判断しました。
以上の選考を経て、以下の2名の方々による企画を採択しました。
中川裕貴
Koki Sakakihara
今回、採択に至らなかった企画のなかにも、私たちがこれまで十分に知らなかった実践や、異なる条件のもとで今後の展開を見てみたい企画が数多くありました。38件の応募を通して、現在さまざまな場所で試みられている実践に触れられたことを、私たち自身、大変嬉しく思っています。
ご応募いただいた皆さまに、改めて御礼申し上げます。また、本公募の周知・拡散にご協力くださった皆さまにも、深く感謝申し上げます。
Cabinet of Curiosities